産経ニュース

【シングル時代】お一人さまの最期をどうするか? 「終活」を自治体と葬儀社が支援 生前に望むかたちを契約

ニュース 政治

記事詳細

更新

【シングル時代】
お一人さまの最期をどうするか? 「終活」を自治体と葬儀社が支援 生前に望むかたちを契約

 独り暮らしの高齢者が増えるなか、自身の最期や死後の手続きに不安を覚える人は少なくない。そんな「お一人さまの終活」を自治体や葬儀社が協力して支援する試みが神奈川県横須賀市で始まっている。独居高齢者には生活にゆとりのない人も多いが、地域で支援することで希望に沿うエンディングがかなう可能性が出てきた。(戸谷真美)

                   ◇

 ◆引き取る人なく

 「私 死亡の時 15万円しかありませんが 火葬 無縁仏にしてもらえませんか 私を引き取る人がいません」

 昨年1月、横須賀市内に住む70代後半の男性が独り暮らしの自宅で亡くなった。誰にもみとられない最期。鉛筆で書かれた遺書には、何度も練習し、書き直した跡があった。

 遺書を発見した同市自立支援担当課長の北見万幸(かずゆき)さんは「胸が詰まった。最期のときのために何とかためた15万円だったのでしょう」と振り返る。男性はがんを患い、自宅で療養しており、生活は楽ではなかった。ただ、そのお金は相続人以外は使えない。結局、男性は公費で火葬された。

このニュースの写真

  • お一人さまの最期をどうするか? 「終活」を自治体と葬儀社が支援 生前に望むかたちを契約

「ニュース」のランキング