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連合、根強い旧維新への不信感、「民共合作」批判浴びる民進党への牽制も

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連合、根強い旧維新への不信感、「民共合作」批判浴びる民進党への牽制も

 連合が民進党との関係を見直す背景には、行政改革を旗印とし、その抵抗勢力として官公労を批判してきた旧維新の党への根強い不信感がある。同時に、夏の参院選に向けて改選1人区で共産党を含めた野党統一候補の擁立も進展する中で、「民共合作」批判を浴びている民進党への牽制(けんせい)の意味合いもありそうだ。

 「労働組合は既得権益だけを守る守旧勢力だと主張した方が、この中にいるかもしれない」。3月27日の民進党結党大会で、来賓として出席した連合の神津里季生会長は、旧民主党と合流する旧維新の党側にクギを刺した。

 神津氏の発言は、身を切る改革の一環として「公務員たたき」を展開してきた旧維新の党への警戒感が拭えていない現実を裏付けた。実際、旧維新の党側は合流前の旧民主党と今年2月、旧維新の党側が強く主張していた国家公務員の総人件費2割削減を含む財政健全化推進法案を衆院に共同提出し、連合は給与や定員削減につながるとみて行方を注視している。

 参院選をにらんだ野党統一候補の一本化調整も連合にとって懸案だ。神津氏は共産党に対し「目指す国家観や理念が異なる」と繰り返している。平成元年結成の連合は「非自民・非共産」を掲げた一方、共産党と密接な関係の組合などは全労連(全国労働組合総連合)を結成した経緯があり、いまも敵対関係にあるからだ。とはいえ、民進党公認の組織内候補12人に加え、連合出身の野党統一候補も擁立しており、ジレンマを抱えている。

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