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【iRONNA発】乙武君を「ゲス不倫議員」と一緒にしてはいけない 鈴木哲夫(政治ジャーナリスト)

 自民党には「2012年問題」というのがあって、2012年に初当選した公募議員の顔触れをみれば分かりますが、『週刊文春』が報じた不倫疑惑で辞職した宮崎謙介元議員や、週刊新潮がセクハラ疑惑を報じた石崎徹議員らがいて、政治家としての資質や劣化が問題視される議員がゴロゴロいます。

 自民党の歴史を振り返ってみると、候補者の公募というのは小選挙区制が導入されたことをきっかけに始まりました。党内には「ピカピカの履歴書」という隠語があるんですが、これは候補を誰にしようかと選んでいるときに、華々しい履歴書とか、有名大学を出たとか、アメリカの大学で資格をとったとか、商社勤務だったとか、そういう「ピカピカ」の経歴を持つ人物にころっと騙されてしまうんです。あと、忘れてはならない隠語が「イケメン」。小選挙区では当然1人しか通りませんから、万人に受けるイケメンがいい。もちろん、彼らの身体検査もしているんですが、それでもピカピカの履歴書とイケメンに目を奪われて「女に多少モテるのは仕方がない」と審査が甘くなる向きがあるんです。ましてや、奥さんも子供もいるような人物だったら、たとえイケメンでもそれなら安心だろうと、ますます調査が甘くなっているようです。

 でも、中選挙区制の時は違いました。党の公認がほしければ自分で後援会をつくり、選挙資金をつくって無所属から這い上がらなければいけない。もし現職を落として当選したら、その後公認してやるっていうのが自民党の歴史だった。

 議員一人ひとりが地域活動や選挙活動を一生懸命やって、這い上がっていくわけです。だから、地域の人も「あの人は頑張り屋さんだ」とか、「資金集めばかりをやっていて汚い人間だ」とか、「あいつは女にだらしないところがある」といった噂が自然と広がり、いつしか党本部の耳にも入る。叩き上げの候補者が公認を掴み取るというやり方だったからこそ、ごく自然な流れで「身体検査」ができていたわけです。

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