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次期中国大使、久々のチャイナスクール起用 横井裕駐トルコ大使、情報収集力に期待

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次期中国大使、久々のチャイナスクール起用 横井裕駐トルコ大使、情報収集力に期待

横井裕氏 横井裕氏

 政府は12日、次期駐中国大使に横井裕駐トルコ大使(61)を起用する方針を固めた。横井氏は外務省のチャイナスクールと呼ばれる中国語研修組出身者。チャイナスクールからの中国大使起用は、宮本雄二氏(平成18~22年)以来のこととなる。中国の内政、外交が不透明感を増すなかで、情報収集力や分析力がこれまで以上に必要となることなどから、中国通の横井氏の起用を決めた。木寺昌人駐中国大使(63)は駐仏大使に就任する見通し。

 横井氏は東大在学中に外交官試験に合格し、卒業後の昭和54年に外務省に入省した。北京での中国語研修の後、中国課長、駐米公使(経済担当)や上海総領事、駐中国公使、外務報道官などを経て25年8月から駐トルコ大使。横井氏の後任は岡浩前国際情報統括官が就任することが決まっている。

 近年の中国大使のポストはチャイナスクール以外からの起用が続いていた。背景には、中国に対する配慮が過剰などとして日本国内や政府・自民党内から強い反発を受けたことがあった。

 宮本氏の後、民主党が政権交代の目玉として、伊藤忠商事社長などを務めた丹羽宇一郎氏を初の民間出身の中国大使に起用。しかし、丹羽氏は東京都による尖閣諸島購入計画への懸念発言などが問題視され事実上更迭された。丹羽氏の後任の西宮伸一氏は任命されたが赴任前に急死し、木寺氏が就任した経緯もある。

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