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全国を8圏域に分割 「東北圏」「北陸圏」…国土形成計画素案が判明 一極集中是正し地方活性化

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全国を8圏域に分割 「東北圏」「北陸圏」…国土形成計画素案が判明 一極集中是正し地方活性化

 今後10年の国づくりの指針となる新たな「国土形成計画」について、今年度中に政府がまとめる「広域地方計画」の素案が2日、判明した。全国を8圏域に分け、各圏域が都市機能を集約しながら「稼げる国土、住み続けられる国土」となるための戦略を示したのが特徴。少子高齢化で人口減少が進む中、東京一極集中を是正し、地方活性化を進める狙いがある。

 3日に開かれる自民党国土交通部会で国土交通省が素案を示す。素案は国や地方公共団体、経済団体などで構成する「広域地方計画協議会」で検討。パブリックコメントを経て、3月に国交相が計画決定する。

 素案は、昨年に閣議決定された「全国計画」で掲げた地域活性化の方針を踏まえ、北海道と沖縄を除く地域を「東北圏」「北陸圏」など8圏域に分割。「世界ものづくり対流拠点」(中部圏)「歴史とイノベーションによるアジアとの対流拠点」(近畿圏)など、各圏域の特徴を生かした将来像を示した。

 その上で、各圏域が将来像を実現するための数値目標を提示。中部圏では、燃料電池車を含む日本の水素産業の市場規模を、今後40年間で8倍にするとしたほか、リニア中央新幹線などの高速鉄道網を活用し、中部・北陸間の周遊を促進。平成29年までに外国人宿泊数を1・3倍にする。

 国土形成計画は都市・農山漁村政策の方向性を示す長期指針。かつての「全国総合開発計画」に代わり、20年に策定され、昨年8月には新たな全国計画が閣議決定された。

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