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【緊迫・南シナ海】人工島への試験着陸 中国、防空識別圏設定への布石か「次は戦闘機常駐も」

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【緊迫・南シナ海】
人工島への試験着陸 中国、防空識別圏設定への布石か「次は戦闘機常駐も」

南シナ海・南沙諸島のファイアリクロス(中国名・永暑)礁を埋め立てて建設した飛行場で、着陸した中国の航空機2機の前で記念写真に納まる関係者ら=6日(新華社=共同)

 【シンガポール=吉村英輝】中国が今月、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島のファイアリークロス(中国名・永暑)礁を埋め立てて建設した飛行場で立て続けに試験飛行を実施させた問題で、中国が南シナ海に事実上の防空識別圏(ADIZ)を設定する布石であるとの観測が浮上している。周辺国や米国は、中国による南シナ海の実効支配強化への懸念を強めているが、具体的な対抗措置の動きは見られない。

 中国は今月2日と6日、同礁で試験飛行に踏み切った。中国当局は、6日に試験飛行した2機は「民間航空機」で、同礁の飛行場に着陸後、海南島・海口市の飛行場に戻ったと説明。中国国営新華社通信は、試験飛行により「大型の民間機が安全に運航できることが証明された」としている。

 国際軍事情報企業IHSジェーンズによると、中国は昨年9月、ファイアリークロス礁で3千メートル級の滑走路を完成させた。南シナ海では岩礁を埋め立てた7つの人工島のうち、3つで滑走路を建設している。

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