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民主・維新統一会派 早くも足並みの乱れの気配 給与法・安保法制で溝

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民主・維新統一会派 早くも足並みの乱れの気配 給与法・安保法制で溝

民主・維新統一会派政策調整会議に臨む細野豪志政調会長(奥左)と小野次郎政調会長(右)=25日午前、東京・永田町の衆院第二議員会館(斎藤良雄撮影) 民主・維新統一会派政策調整会議に臨む細野豪志政調会長(奥左)と小野次郎政調会長(右)=25日午前、東京・永田町の衆院第二議員会館(斎藤良雄撮影)

 来年1月4日召集の通常国会に統一会派で臨む民主党と維新の党の足並みが早くも乱れている。両党による政策調整会議が25日、国会内で開かれたが、政府提出予定の国家公務員給与引き上げ法案に理解を示す民主党に対し、公務員の厚遇批判を展開してきた維新は反発。安全保障法制の対応にも溝があり、不安を抱えたスタートとなりそうだ。

 維新の小野次郎政調会長は会議で、官民格差是正の観点から給与引き上げ反対を訴えた。民主党の細野豪志政調会長は記者団に、維新が重視する「身を切る改革」について「やる必要がある」と述べたが、小野氏は記者会見で「民主党は引き上げを認める方向で進んでいるようだ」と牽制し、官公労に支援される民主党との溝を浮き彫りにした。

 安保関連法の対応でも乱れが露呈。民主党は通常国会に同法の廃止法案と、対案として領域警備法案など3法案を提出する方針を固めている。だが、小野氏は会議で細野氏に「不十分ではないか」と反論した。

 維新は先の通常国会で、国際法上は集団的自衛権行使とみなされる内容の対案をまとめた。小野氏は集団的自衛権などについて「民主党内で意見統一するには難しいテーマ」と語り、立ち位置は大きく異なる。

 衆院は通常国会の冒頭から統一会派で始動するが、民主党議員が圧倒的に多い参院は別々の会派のまま。来夏の参院選を控え、年明けに再開する政策協議でどこまで同一歩調がとれるかが共闘の課題となる。

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