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臨時国会見送りで与野党攻防、閉会中審査へ 

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臨時国会見送りで与野党攻防、閉会中審査へ 

 政府・与党は秋の臨時国会召集を見送る代わりに、衆参両院の委員会で閉会中審査を開く方向で調整している。「臨時国会召集無視は憲法違反だ」(民主党の岡田克也代表)との批判をかわす狙いがあるが、野党側に新閣僚の疑惑追及の場を提供することになる。ただ、野党にとっても新たな追及材料がないままでは逆に政治資金問題が跳ね返ってきかねず、与野党の駆け引きが激しくなっている。

 「現場でよく話をして必要な閉会中審査には応じるようにしてほしい」

 自民党の佐藤勉国対委員長は党内にこう指示している。10年ぶりとなる臨時国会見送りは国民世論の風当たりが強く、今月中旬に行った衆参予算委員会の閉会中審査だけでは政府・与党が逃げているという印象が強まりかねないからだ。

 このため、与党は12月1~4日に衆院で、7~11日は参院で開く方向で野党側と調整。3日には横浜市のマンションの傾きに端を発したくい打ちデータの偽装問題などをめぐり、衆参両院の国土交通委員会を開く方向となった。高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で安全管理上のミスが相次いだ問題については文部科学委(参院は文教科学委)で、今年9月の関東・東北豪雨被災地の復旧・復興に関して衆院災害対策特別委員会で閉会中審査を行う予定だ。

 大筋合意した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をめぐっては、内閣と農林水産、経済産業の3委員会「連合審査会」を衆参両院で開く案が有力視される。パリ同時多発テロを受けた対策などについても内閣委などを開催する。

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