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「1億総活躍」夢物語? 自民党推進本部が初会合も疑問噴出、参院選スローガンに不安

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「1億総活躍」夢物語? 自民党推進本部が初会合も疑問噴出、参院選スローガンに不安

一億総活躍推進本部の会合であいさつする自民党の谷垣禎一幹事長(右奥)。左奥に加藤勝信1億総活躍担当相=6日午前、東京・永田町の自民党本部(斎藤良雄撮影)

 第3次安倍晋三改造内閣の目玉政策「1億総活躍社会」の実現に向け、自民党は6日、新設した「1億総活躍推進本部」(逢沢一郎本部長)の初会合を開いた。首相は同日の講演でも1億総活躍をアピールし、来年夏の参院選で党公約の看板とする考えだが、会合では「介護離職ゼロ」などの実現性や、理念のあやふやさを問う声が続出。まずは今月中旬に緊急対策をまとめる予定だが、道のりは険しい。(豊田真由美)

 「今一番大事なのは、与党として国民共通の目標をつくり、それに向かい頑張れる体制をつくることだ」

 谷垣禎一幹事長は会合の冒頭、1億総活躍の意義についてこう強調し、政策立案に向け、党が一丸となって取り組むよう求めた。

 推進本部は当面、安倍首相(党総裁)が示した「新三本の矢」のうち、「希望出生率1・8」「介護離職ゼロ」などの社会保障分野を先行議論する。平成27年度補正予算案や28年度予算案編成に間に合わせるため、今月中旬にも緊急対策をまとめ政府に提言する。

 党執行部は初会合にあたり、推進本部長代行に田村憲久前厚生労働相を充てるなど、重厚な布陣を用意。先月新調した党のポスターには、参院選公約を意識し「一億総活躍社会へ。」の一文を挿入し、並々ならぬ熱意で臨んでいる。

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