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【正論】歴史認識は絶対に一致できぬ…北朝鮮崩壊見据え日韓首脳で戦略対話を進めよ 西岡力

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【正論】
歴史認識は絶対に一致できぬ…北朝鮮崩壊見据え日韓首脳で戦略対話を進めよ 西岡力

 11月2日、日韓首脳会談が実現した。安倍晋三首相と朴槿恵大統領の間では初めての首脳会談だ。安倍首相は無条件で会いたいとしていたが、朴大統領が慰安婦問題の解決を首脳会談の前提条件にしていたため、実現しなかった。今回、慰安婦問題を含む多くの懸案を前提条件なしに首脳が会って話し合えたことは日韓両国にとって幸いなことだった。

 《一致できない歴史認識》

 私は現在の日韓関係は最悪ではないと主張してきた。日韓が対立しているのは歴史認識という一局面だけで、2国間関係の基本である安保、経済、文化・人的往来などで基本的対立はないからだ。

 安保では北朝鮮という共通の敵を持ち、米国という共通の同盟国を持つ。経済面でも国交正常化以来50年で、日本から見て輸出が約1兆1000億ドル、輸入が約6000億ドルで累積黒字が5000億ドルを超えるが、韓国が輸入しているのは素材と部品が大部分で、それを使い韓国企業は完成品を世界に輸出しているから相互依存関係だ。お互いの大衆文化を好む層も厚いし、人的交流も年間500万人以上が往来している。

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