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【世界記憶遺産】南京登録は日本外交の“敗北” 松浦前ユネスコ事務局長「部分的に取り消す手順ある」 

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【世界記憶遺産】
南京登録は日本外交の“敗北” 松浦前ユネスコ事務局長「部分的に取り消す手順ある」 

松浦晃一郎・前ユネスコ事務局長(日仏会館理事長)インタビュー (野村成次撮影)

 登録までの過程の不透明さなどが指摘される制度の改革に対しては、毎年2回開催される執行委員会(58カ国の政府代表で構成)の3分の2以上の賛成が必要なため、賛同国を募る取り組みに早急に着手すべきだと強調。「ボコバ事務局長も透明性を持たせるシステムを作らないといけないとの問題意識を持っている」と指摘した。

 一方で、ユネスコ予算の分担金を停止することについては「日本の意思表明として言うのは悪くないが、“脅かし外交”は今の国際社会では反発を招く」と述べ、否定的な見解を示した。 

 松浦氏のインタビュー要旨は次の通り。

 【登録取り消し】

 やるべきことは(登録された)文献が本当に当時の物かの検証。当時の物であってもインチキな情報が入っていたら世界的な重要性があるとはいえない。学者を動員して問題点を指摘した文書を作って、(世界記憶遺産を審査する国際諮問委員会=IAC=の)関係委員に送るべきだ。そういう反論をしっかりやる。IACの権限で登録を部分的に取り消す手順もある。きめの細かいしっかりとした検討をしないといけない。

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