産経ニュース

【世界記憶遺産】南京登録は日本外交の“敗北” 松浦前ユネスコ事務局長「部分的に取り消す手順ある」 

ニュース 政治

記事詳細

更新

【世界記憶遺産】
南京登録は日本外交の“敗北” 松浦前ユネスコ事務局長「部分的に取り消す手順ある」 

松浦晃一郎・前ユネスコ事務局長(日仏会館理事長)インタビュー (野村成次撮影)

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の事務局長を務めた松浦晃一郎元駐仏大使は16日、産経新聞の取材に対し、中国が申請し、記憶遺産に登録された「南京大虐殺文書」について「日本は早急に反論すべきだ」と述べた。登録の可否を事実上決定する国際諮問委員会(IAC)に、資料の一部を登録から取り消す権限があることも明らかにした。

 また、登録は日本外交にとって“敗北”との認識を示し「中国の中長期の作戦に気づかず、対抗手段を取ってこなかった」と批判。記憶遺産事業の制度改革のために「日本と同じ考えを持つ国と手を結ぶべきだ」と指摘した。

 松浦氏は、登録全体の取り消しはできないとした上で、資料の一部に登録の基準となる「世界的意義(普遍的価値)」と「真正性」で問題点があれば、IACがその部分に限って登録を取り消すことは可能だと説明。ただ手続きは「容易でない」とも述べた。

「ニュース」のランキング