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【翁長知事会見詳報(1)】「多額の振興費をもらっている誤解がある」

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【翁長知事会見詳報(1)】
「多額の振興費をもらっている誤解がある」

日本外国特派員協会で記者会見する沖縄県の翁長雄志知事=24日午後、東京・有楽町

【日米関係と沖縄】

 「過去何回も、歴代の知事含め県議とか、米ワシントンに行ったが、米政府高官は必ずこう言う。話を聞いてもらった後、『これは日本国内の問題だから日本政府に話をしなさい』と。私たちは帰国し、その時々の外相や防衛相に、『米国は日本政府にと言ってます。だからお願いします』と話しても私たちはたらい回しにされてきた。本当に日本が独立国家なのか、沖縄県が米軍基地を預かって、日米地位協定の親密さの中で、日本のあり方がよく見える」

 「そして、総理とたくさんの話をしたが、最後の方で、世界一危険だといわれる普天間飛行場は、辺野古移設ができなければ固定化すると。『本当に世界一危険な基地を固定化するつもりなのか』と聞いたら、何も返事がなかった。大変おかしなことだ」

【沖縄振興】

 「沖縄は基地を預かっているから、多額の振興費をもらっているという誤解がある。いつも年末に沖縄県の振興予算3000億円確保と報道される。本土の人は47都道府県全て等しく予算をもらった上で、沖縄県が3000億円をもらっているという誤解だ。それは全く違う。沖縄県は27年間、日本人でもない、米国人でもない、日本国憲法の適用もない、当然合衆国の憲法の適用もない。治外法権の中で生きてきた。だから44年前に本土復帰をした時、国会議員も一度も出したことがなく、予算の取り方もわからない。だから県と政府の間に沖縄開発庁が入り、今は内閣府の沖縄担当が入って私たちの気持ちを聞いて、財務省に話をしてまとめて予算を取ってくる。他の46都道府県はそれぞれで政府に要望を出して予算を取ってくるから発表される予算はない。沖縄県の地方交付税は全国で16位、国庫支出金あわせて6位で特段、その突出していない。でも、なぜ上位なのかといえば、沖縄県は戦後、道路も保育園もほとんどない。そういったものを本土並みに是正をするために補助とかいろいろ出てきた。『沖縄さん、まあ基地を置いて、振興策をもらったらいいですよ。うらやましいですね』などといろんな方々が言うが、そういったものに反論するのは簡単ではない」

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