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【月刊正論】横田めぐみさんらは生きている! 救出に向け朝鮮総連解散新法を 西岡力(東京基督教大教授)

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【月刊正論】
横田めぐみさんらは生きている! 救出に向け朝鮮総連解散新法を 西岡力(東京基督教大教授)

正論2015年10月号

金正恩に正しいメッセージ発信を

 この情報をもとに、救う会メールニュースで以下のような緊急報告を発信した。全文を引用する。

《緊急報告・金正恩が日本人拉致被害者の遺骨捏造を準備している

平成27年6月15日

 北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 西岡力

 救う会は最近、「北朝鮮の科学者らがヨーロッパで習得した技術を使って、高温で焼いてDNAが抽出できなくなった遺骨に別の人間の体液や排泄物などを混入し、別の人間の遺骨として偽造する実験を繰り返している」という情報を得た。その実験が成功すれば、生存している日本人拉致被害者の遺骨を捏造することが可能になる。

 金正恩政権は早ければ7月にも、日本人拉致被害者に関する報告を出してくるだろう。そのとき、2002年に死亡と通告した8人について、「やはり死亡していた」と再度、ウソをつく危険性は残っている。もし、またウソをつくのなら、捏造した「被害者の遺骨」が出てくるだろう。この情報が正しければ、その準備をしていることになる。

 西岡力救う会会長は昨年日朝協議が始まった頃から、繰り返し、金正恩政権が、生存している拉致被害者を傷つけて遺骨を捏造する危険があると警告してきた。そのとき、「2012年にヨーロッパのある国の病院で遺骨を高温で焼いた後、DNAを鑑定する実験を実施し、●●(原文ママ)度で火葬すると死亡原因や年度は判別不能になるが、DNAは検出可能だとの結果を得た」という北朝鮮内部情報を紹介している(詳しくは2015年4月に西岡が出した『横田めぐみさんたちを取り戻すのは今しかない』PHP研究所)。

 今回の情報は、生存している被害者を傷つけることなくその被害者の遺骨を捏造する技術実験をしているというものだが、遺骨捏造のための技術をヨーロッパから得たという点では、西岡会長の上記情報と一致している。

「日本政府は世界最高のDNA鑑定技術を持っており遺骨から死亡時期を判別できる。また、外部から混入されたDNAを遺骨から選別する技術もある。その上、死亡とされた8人に関して確実な生存情報を持っている。被害者を殺傷するな。それをしたら日朝関係は最悪となる」というメッセージを金正恩に向けて発信し続けなければならない。

 家族会・救う会は今年3月、「北朝鮮に報告を求めるのではなく、すべての被害者が生きて帰ってくることを求める」という運動方針を決めた。今こそ、すべての力を結集して、「全被害者を一括帰国させよ、それなしには金正恩政権の未来をなくすぞ」、という毅然たるメッセージを発信しなければならないときだ。

 あらためて政府には、ぶれずに全ての拉致被害者の一括帰国を強く北朝鮮に求めてほしい。北朝鮮に対する私たち日本国民の怒りは頂点に達している。全被害者を返さなければ、制裁・法執行・国際連携を最大級に強めて「金正恩政権の未来をなくすぞ」と警告する》

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