産経ニュース

【月刊正論】横田めぐみさんらは生きている! 救出に向け朝鮮総連解散新法を 西岡力(東京基督教大教授)

ニュース 政治

記事詳細

更新

【月刊正論】
横田めぐみさんらは生きている! 救出に向け朝鮮総連解散新法を 西岡力(東京基督教大教授)

正論2015年10月号

 ▼一方、朝鮮労働党に所属する工作機関(統一戦線事業部、225局など)は金正恩の指令により、被害者の遺骨を偽造する技術開発を行ってきた。救う会が6月に、遺骨偽造技術開発に関する情報を公開して注意を喚起した。それを受けて、横田早紀江さんが公開の席で、外務省に「遺骨など受け取ってこないで欲しい。もしもらってきても家族はそれを受け取らない」と断言した。

 これにより、横田めぐみさんらの遺骨を再度偽造して認定被害者の多数が死亡しているという報告を出そうとしていた工作機関の謀略計画が一時的にストップした。

 ▼また、工作機関は安倍政権が被害者の生存情報をほとんど持っていないと判断していた。昨年の水面下の日朝協議で外務省に、横田めぐみさんと田口八重子さんは死亡しているという偽情報を繰り返し流した。

 一方で、残留日本人やそこに含まれる政府認定以外の被害者の存在を強調したり、認定被害者が数人生存していることをほのめかしたりして、攪乱してきた。

 ▼しかし、救う会は「死亡」とされた拉致被害者の生存情報を収集している。複数の異なる情報源が生存を確認しているのでそれらの情報の確度は高い。2006年の第一次安倍政権以来、約10年間、予算と人材をつぎ込んで情報収集活動をしてきた政府拉致問題対策本部事務局は、当然、かなりの生存情報を持っているはずだ。

 以上の経緯を踏まえて、金正恩は、7月はじめに予定していた調査結果報告を延期した。

「ニュース」のランキング