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【月刊正論】横田めぐみさんらは生きている! 救出に向け朝鮮総連解散新法を 西岡力(東京基督教大教授)

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【月刊正論】
横田めぐみさんらは生きている! 救出に向け朝鮮総連解散新法を 西岡力(東京基督教大教授)

正論2015年10月号

 〈今度こそと思う度に頓挫して18年。総理や大臣に何度もお会いし、署名活動をし、国民の皆様に訴えてきた。国連人権委員会も取り上げたが、北朝鮮は態度を変えようとしない。北朝鮮も捨てたものではないという態度を一回くらい示してほしい。

 報告書ではなく、生きた姿で祖国の土を踏ませてやってほしい。最悪の場合、捏造した遺骨を出してくるかもしれないが、我々家族は受け取らないし、政府も受け取らないでほしい〉(横田早紀江・横田めぐみさん母)

 早紀江さんが「遺骨が出てきても受け取らないで欲しい」と断固たる調子で話したとき、伊原局長は緊張した表情でうなずいていた。

 産経新聞などが、西岡緊急報告の内容を繰り返し報じた。また、早紀江さんの「遺骨を受け取らないで欲しい」という発言は、NHKなどのTVニュースで映像として流れ、関係者の衝撃を生んだ。

 北朝鮮でもこれらのニュースは重く受け取られたと聞く。この情報は信憑性が高いということだ。先述の通り、金正恩は拉致問題を使って日本から獲得したいものを多く持っている。それらへの未練は捨てていない。

 しかし、全員返すことに反対する工作機関の声を完全に無視もできない。ジレンマを解消する方法として、遺骨を捏造する技術開発を進めていたことは間違いないが、それが事前に暴露されたので、その手段を使うことも事実上困難になったのではないか。それが、7月報告延期、しかし「誠実に履行している」と言い続けて安倍政権との協議を中断しないという、現在の姿勢の背景だと考えるとかなりつじつまが合う。この部分についてはまだ、内部から情報は取れていない私の分析であることを明記しておく。

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