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【緊迫・安保法案】自衛隊、離島防衛、国際貢献…交錯する期待と不安「抑止力になる」「身の危険が及ぶ」

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【緊迫・安保法案】
自衛隊、離島防衛、国際貢献…交錯する期待と不安「抑止力になる」「身の危険が及ぶ」

衆院本会議で内閣不信任案の投票を終え、自民党役員らとあいさつする岸田文雄外相=18日午後、国会・衆院本会議場(斎藤良雄撮影)

 安全保障関連法案が成立すると、日本は防衛上の大きな転換点を迎える。中国の海洋進出や国際的なテロへの脅威…。「抑止力につながる」「身の危険が及ぶ」。関係者の間には期待と不安が交錯する。

 ■自衛隊

 「一国だけで自国を守れる時代ではなくなっている。日本は何をすべきか考えるべきだ」。航空自衛隊幹部は話す。

 防衛省によると、軍用機などに対し航空自衛隊機が緊急発進(スクランブル)した回数は、平成26年度は943回。東西冷戦が続いていた昭和59年に記録した(944回)に匹敵する回数だったという。

 なかでも、中国軍機へのスクランブルは25年度を49回上回る464回に達した。幹部は、徴兵制や即座に戦地に行くかのような反対派のデモ参加者の主張に違和感を覚えている。「安全保障環境は変化していることを国民が身近な問題としてとらえ冷静に法案について考えてほしい」

 法案成立で自衛隊の国際貢献の範囲は広がる。陸上自衛隊の幹部は「何ができるのか積極的に考える一方で、現場が対応できることとできないこともある」と話す。今後は詳細な任務を定め、訓練を重ねて隊員に浸透させるという。

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