産経ニュース

【安倍政権考】野田聖子氏はなぜこれほど総裁選出馬にこだわるのか? 

ニュース 政治

記事詳細

更新

【安倍政権考】
野田聖子氏はなぜこれほど総裁選出馬にこだわるのか? 

野田聖子氏

 これが見え透いているだけに首相は神経をとがらせている。

 首相と野田氏は当選8回の同期生。野田氏が郵政民営化に造反して無所属議員になった時も、首相は平成18年の第1次政権下で復党させた。24年の第2次政権では総務会長に抜擢するなど、良好な関係を続けていた。

 ところが、昨年5月に2人の関係は決定的に壊れた。野田氏が雑誌「世界」で、集団的自衛権行使容認に向けた憲法解釈変更を進める安倍政権の姿勢に疑義を呈したことが原因だった。

 野田氏は同誌に「自衛隊は軍になり、殺すことも殺されることもある。いまの日本に、どれだけそこに若者を行かせられるのでしょう」とも記した。

 党の最高意思決定機関である総務会の長にこんな論文を書かれては、首相の面目は丸つぶれだ。首相は激怒し、「野田聖子なんかを信用した自分がバカだった」と周囲にぶちまけたという。

 首相にはもう一つ気がかりなことがある。安保関連法案の行方だ。もし8日告示-20日開票の日程で総裁選が行われれば、野党が「首相が交代するかもしれないのに審議などできない」と審議拒否に転じる可能性は十分ある。

 それだけに首相はできれば総裁選を避けたいというのが本音。ましてや野田氏と同格扱いとなるのは「まっぴらごめん」と思っているようだ。自民党の側近に思わずこう漏らしたという。

「ニュース」のランキング