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【地方再考 自治の現場】消滅危機にあらがう住民 町村総会、山村留学…次々対策 高知・大川村

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【地方再考 自治の現場】
消滅危機にあらがう住民 町村総会、山村留学…次々対策 高知・大川村

「360人を切るよ」と大川村の人口構成について説明する朝倉慧さん=高知県大川村

 人口減少を受け、議会を廃止し、町村が議会に代わって有権者で構成する「町村総会」を設置しようとする動きで話題になった村がある。離島を除き日本最少人口の高知県大川村だ。村民全員に危機感を抱いてほしいと村議が提案したが、否定論が強く、議論は打ち切りになった。人口は近く360人を切る見込みで“消滅”も現実味を帯びる中、行政や議会の役割を問い直そうとした村の取り組みを通じ、人口減少とたたかう「現場」を探った。(石元悠生)

 ■否定的な意見続々

 吉野川が流れ、1千メートル以上の山々に囲まれる大川村。昭和30~40年代前半は林業や農業、鉱山の労働者でにぎわった。しかし、47年完成の早明浦ダムで村の公共施設や集落の大半が水没。鉱山閉鎖も重なり、多くの住民が流出した。

 「かつて4500人だった村人口は今年行われる国勢調査では350人台になるだろう。村が消滅するという危機を村民が感じ、気持ちを一つにするためには議会より町村総会だと思った」

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