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【論戦・安保法制】識者に聞く 山田吉彦・東海大学教授「緊急時、閣議決定の余裕ない」

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【論戦・安保法制】
識者に聞く 山田吉彦・東海大学教授「緊急時、閣議決定の余裕ない」

 安全保障関連法案は日本が真の意味で国際社会の一員になるために必要不可欠なものです。野党の一部に「戦争法案」との批判があるが、もはや「平和ボケ」を通り過ぎている。自国を守る力を無くした国がどういう末路をたどったのか、歴史を学ぶ必要がある。

 ただ、安保法制をめぐってはいくつか疑問もある。

 武力攻撃に至らない「グレーゾーン事態」への対処もその一つです。政府は自衛隊の治安出動や海上警備行動などの発令を迅速化するため、閣僚の了解を電話で取り付ける閣議決定の方式を導入しました。しかし、緊急時に閣議決定をしている余裕があるのか。

 安全保障上の問題は時間との勝負です。30分や1時間の対応の遅れは命取りになりかねない。首相と官房長官、防衛相など担務する閣僚だけで迅速に意思決定を行い、その他の閣僚には事後承諾を求める形にすべきです。

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