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【中国・抗日戦勝記念】潘国連事務総長の出席「のこのこ出掛けるのはいかがか」 外務省幹部、強い不快感

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【中国・抗日戦勝記念】
潘国連事務総長の出席「のこのこ出掛けるのはいかがか」 外務省幹部、強い不快感

 国連は27日、潘基文事務総長が北京で9月3日に開催される抗日戦争勝利記念行事に出席すると発表した。軍事パレードにも出席する予定という。これに対し、日本の外務省幹部は28日、「中立性に問題がある」として、ニューヨークの国連代表部を通じて国連側に懸念を伝えたことを明らかにした。国際組織のトップが特定の国の一方的な歴史観に基づく行事に参加することを戒めた形だ。

 政府は、国連に対して「中立的な立場での対応を望む」などとする考えを伝えた。外務省幹部は「過去ばかりに焦点を当てた記念行事に、国連の事務総長がのこのこと出掛けるのはいかがか。強い不快感を持っている」と述べた。

 記念行事では、中国共産党と人民解放軍が北京の天安門広場で軍事パレードを行い、約1万2千人の軍人らが参加、新たな軍事装備品が披露される。ロシアのプーチン大統領や韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領ら30カ国の元首や首脳級が出席を予定。一方、軍拡を進める中国の人民解放軍への抵抗感などからオバマ米大統領ら米欧首脳は出席を見送る。

 安倍晋三首相も米欧と歩調を合わせ出席を見送る。日本政府は、国連の中立性が疑われるような対応に「強い違和感を持っている」(政府筋)ことから懸念を伝えることにした。政府内には、潘氏が記念行事に出席した場合、日中の和解の取り組みへの評価や認識を示すべきだとの意見がある。(坂本一之、ニューヨーク松浦肇)

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