産経ニュース

【安保インタビュー】浜谷英博三重中京大名誉教授 「政府案は間違いなく合憲」

ニュース 政治

記事詳細

更新

【安保インタビュー】
浜谷英博三重中京大名誉教授 「政府案は間違いなく合憲」

三重中京大学の浜谷英博名誉教授(長尾みなみ撮影)

 政府の安全保障関連法案を憲法学者が「違憲」と断じています。学者とは自由な立場で色々な見解を提供し、世論を喚起するための存在です。政策の結果に責任を負っているのは政治家。責任を負わない学者の意見は政策を拘束するものではありません。学者は政策に責任を負っていないし、負わされるべきでもない。そうでないと学問の自由は有名無実になってしまいます。

 憲法学者が中国に対してモノを言わないのは専門分野外だからです。憲法学の主流は解釈学であり、憲法の条文こそが全てです。しかし憲法があって国家があるわけではなく、国家と国民があってこその憲法です。憲法に自衛隊の存在は明記されておらず、「自衛隊は違憲だ」と考えている憲法学者は今でも多いです。

 自衛隊の存在を否定していないはずの民主党や朝日新聞などが憲法学者の意見をありがたがっている理由ですか? 心の中では自衛隊が合憲の存在としてしっくり収まっていないからではないでしょうか。自衛隊が大きな役割を担うことにわだかまりがあり、いまだに抜け出せないのかもしれません。

 「なぜ今、安保法案が必要なのか」という声も聞こえてきます。自分の周り半径2メートルしか世の中を見ていなければ平和でしょうが、中国が海洋進出を図る東シナ海や南シナ海、北朝鮮の核ミサイル開発などを考えたら、日本の安全保障は、いつどうなるか分からない状態です。しかも、相手は着々と準備を進めている。憲法は国に対して国民の生命などを尊重するよう定めており、政治が先を見据えながら、必要な施策を整えるのは当たり前の話なのです。

「ニュース」のランキング