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新国立「陸上の聖地」に終止符? 可動式観客席見送り サブトラックも困難 球技専用化の可能性も 

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新国立「陸上の聖地」に終止符? 可動式観客席見送り サブトラックも困難 球技専用化の可能性も 

工事が進む国立競技場跡地(鴨川一也撮影)

 さらに、陸上競技の開催へのハードルとなるのが、サブトラック問題だ。五輪では新国立に隣接する神宮外苑の軟式野球場に仮設し、陸上の国際基準を満たすことになっている。

 政府はすでに、新国立周辺で常設のサブトラック建設を断念。五輪後の仮設の可否について、政府と神宮外苑との正式協議は始まっていないが、関係者によると、神宮側は水面下の交渉で「軟式野球場は利用客が多い」として、仮設は五輪・パラリンピック限りにするよう求めているという。

 政府内には、東京都や日本スポーツ振興センター(JSC)が進める外苑内の秩父宮ラグビー場の建て替え計画に合わせ、サブトラックを一体整備する案もあるが、東京都は総工費の面から難色を示している。

 ただ、国立競技場は大正13年に日本初の本格的な陸上競技場として整備されたことをルーツとし、陸上施設としての存続を求める声が多い。政府関係者は「整備計画では五輪後の陸上の是非は決めず、業務委託する民間の意向も尊重したい」と強調。近く五輪後のあり方を考える委員会を立ち上げる。

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