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【転換への挑戦】元首相・中曽根康弘 戦後70年 前進の起点

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【転換への挑戦】
元首相・中曽根康弘 戦後70年 前進の起点

 次世代担う若者の奮起を期待

 戦後70年を顧みれば、思いは誠に深い。

 昭和20年8月15日の玉音放送で昭和天皇が発せられた「万世の為に太平を開かむと欲す」のお言葉を心に刻み、国民一朶(いちだ)一丸となって復興と経済発展に邁進(まいしん)してきた。その成果をもってわれわれはさらに前進してゆかなければならない。

 その節目節目で指導者の苦渋に満ちた決断があり、大きな胎動とうねりとなって時代が前進してゆくのをこの身をもって感じてきた。ことの評価は後の史家に任せるにしても、われわれは懸命になって国の革新を訴えながら、議論を戦わせてきた。それは進歩への確信であり、それなくしてこの国の発展はないとの強い思いからであった。

 この70年という節目は、さらに前進をしてゆくためのスタンディング・ポイントでもある。次代を担う若い世代の一層の奮起を期待する。

 政治とは可能性への挑戦でもある。彼らが背負うべき責任と時代の役割を自覚し見極めながら、現状に甘んずることなく、更なる高みを目指し、時代の地平に向かって果敢な挑戦をしてゆくことを期待してやまない。

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