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【正論】「特殊な国」からの脱皮を目指せ 防衛大学校名誉教授・佐瀬昌盛

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【正論】
「特殊な国」からの脱皮を目指せ 防衛大学校名誉教授・佐瀬昌盛

 今日の安保関連諸法案をめぐる国会の攻防は戦後3度目の大激突といえるでしょう。そこには前2回と似た妙な特徴が見受けられます。進歩的知識人の発言が重視されているのがそれです。

 過般の衆議院で3人の憲法学者が安倍晋三政権の望む「集団的自衛権の限定行使」は憲法違反だと述べ、「護憲」派は鬼の首でも取ったような興奮ぶりです。

 しかし、これはおかしくないでしょうか。

 17世紀の昔、ガリレオ・ガリレイは「地動説」を唱え、「天動説」を自明としたカトリック教会の怒りを買いました。しかし、結局正しかったのは、「それでも地球は動く」と呟(つぶや)いたガリレイです。

 今日、政策選択は民主社会の場合、多数決に拠(よ)るべきでしょう。が、何が真理かは多数決では決まりません。「護憲」派憲法学者が何百人束になっても、それで集団的自衛権の解釈で正解が出るわけではないのです。よく考えてみるがよいでしょう。

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