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参院選「合区」へ 自民、土壇場で野党案受け入れ 前幹事長が会派離脱

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参院選「合区」へ 自民、土壇場で野党案受け入れ 前幹事長が会派離脱

自民党の参院議員総会に向かう脇雅史前参院幹事長=9日午後、国会

 「一票の格差」是正に向けた参院選挙制度改革で、自民党は、隣接選挙区を統合する「合区」に対する党内慎重派に配慮するあまり迷走を続けてきた。来夏の参院選まで約1年に迫る中での決断は、党内外からの“圧力”によってだった。

 「合区容認は地方軽視。地方創生を掲げる自民党が賛成していいのか」

 9日の参院議員総会で、合区の対象となる鳥取県選挙区選出の舞立昇治氏はこう訴えた。だが、溝手顕正参院議員会長は「政治的決断をした」と押し切った。

 しかし、もともと参院選挙制度改革で合区を主導したのは、ほかでもない自民党だった。

 与野党の選挙制度協議会で座長を務めた脇雅史前参院幹事長が昨年、抜本的改革案として10選挙区の5合区案などを提唱。ところが、合区対象の選挙区選出議員を多く抱える党内からの反発で脇氏は更迭され、その後、自民党は都道府県単位の選挙区制度維持を主張し続けてきたのだ。

 自民党幹部は「最小限の合区は当初から覚悟していた。だが、大胆すぎる脇氏の案が突如出てきて党内が混乱した」と漏らす。

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