産経ニュース

防衛大、サイバー教育に本腰 講座開き人材育成

ニュース 政治

記事詳細

更新


防衛大、サイバー教育に本腰 講座開き人材育成

 防衛大学校(神奈川県横須賀市)は今年度、サイバー安全保障を専門に扱う「サイバー戦概論」の講座を新設し、4月から授業を始めた。日本年金機構の個人情報流出事件など、日本でも政府機関や自衛隊、企業に対する国内外からのサイバー攻撃の脅威が増大する中、将来の自衛隊幹部にサイバー戦に関する戦略や技術、法律面での知識を習得させるのが目的だ。

 防衛省・自衛隊は平成26年3月、政府が前年に「サイバーセキュリティ戦略」を決定したのを受けて「サイバー防衛隊」を発足させるなど、サイバー安全保障の強化に向けた施策を重点的に進めている。新しい講座は、幹部自衛官が今後、同部隊のような組織に配置されるケースなども想定し、急速に進化するサイバー戦に対応できる人材の育成を図る。

 授業内容は、サイバー攻撃の歴史、日本や米国など主要国の戦略、サイバー攻撃や防御に関する最新の技術動向など。講座は週1回、計15回を前期(4~9月)と後期(10~2月)に行う。今年度は前・後期とも2クラス開講され、前期は各クラスで4年生約30人が受講している。

 講座を担当する防衛大の大久保英樹教授(1等陸佐)は「サイバー分野は情報の更新が速いという特性があるので、今後の進展にも対応できるように、新しい情報へのフォローアップの要領なども教えていきたい」と話している。(黒瀬悦成)

「ニュース」のランキング