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安保法案、「韓国に関連する部分は相談して」 4年ぶりの日韓防衛相会談で韓国が要望、軍事情報協定はすれ違い

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安保法案、「韓国に関連する部分は相談して」 4年ぶりの日韓防衛相会談で韓国が要望、軍事情報協定はすれ違い

 会談に臨む中谷防衛相(左)と韓国の韓民求国防相=30日、シンガポール(共同)

 中谷元防衛相は30日、訪問先のシンガポールで韓国の韓民求(ハン・ミング)国防相と会談した。日韓防衛相会談は平成23年6月以来、約4年ぶり。中谷氏は防衛秘密を交換する際の手続きを定めた軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の早期締結合意の必要性を呼びかけたが、韓国側からは明確な回答はなかった。

 会談で中谷氏は自衛隊の観艦式への韓国艦艇の参加や、閣僚の相互交流などを提案した。韓氏からは、日本が審議している安全保障関連法案に関して、「韓国に関連する部分では相談してほしい」と要請を受けた。

 この後、カーター米国防長官を交えて日米韓防衛相会談も行われ、北朝鮮による核・ミサイル開発などへの認識を盛り込んだ共同声明をまとめた。

 中谷氏は会談後、「個人的信頼が深まり、今後の日韓の交流に向けた基盤がつくれた」と意義を強調した。だが、今回の日韓防衛相会談は、北朝鮮の核・ミサイル開発が進む中で日米韓3カ国の連携を強化したい米国が日韓関係改善を強く求め、韓国側がしぶしぶ受け入れたのが実情だ。

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