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日本流支援で中国と差別化 島サミットで首相、親中国の取り込み狙う

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日本流支援で中国と差別化 島サミットで首相、親中国の取り込み狙う

記念撮影する安倍晋三首相(左から6人目)と参加各国の首脳ら=23日午前、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズ(鴨川一也撮影)

 首相は今回のサミットで、今後3年間で550億円以上という財政支援だけでなく、留学生の受け入れや、現地への専門家派遣なども打ち出した。人材育成や技術協力を含めた、きめ細かい“日本流”支援で中国との差別化を図り、フィジーなど親中国を取り込もうという思惑がある。

 島嶼国側にも、野心的な中国への警戒感が膨らんでいる。

 サミットでは、「われわれが大事に思っているのは地域の安定と安全保障の確立だ」(サミット共同議長のレメンゲサウ・パラオ大統領)などと、首相の考えに賛意を示す声が出ていた。

 さらに首相は、3月に仙台市で開かれた国連防災世界会議と同様、サミット参加14カ国の首脳級全員と精力的に“マラソン会談”もこなした。各首脳からは、自然災害が多い日本の防災に関するハード、ソフト両面での支援に期待感が示された。

 こうした“マラソン会談”の背景には、中国対策とともに、日本が目指す国連安全保障理事会の常任理事国入りへ支持を取り付ける狙いもありそうだ。

(千田恒弥)

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