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戦後70年談話「謝罪必要なし」 有識者会議の西室座長

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戦後70年談話「謝罪必要なし」 有識者会議の西室座長

 安倍晋三首相が今夏に発表する戦後70年談話に関する有識者会議「21世紀構想懇談会」(座長・西室泰三日本郵政社長)は22日、第5回会合を官邸で開き、中国や韓国との戦後の和解について議論した。会合後、西室氏は記者団に「いたずらに謝罪することを基調にするよりは、これから先を考えて、未来志向を決して崩さない」と述べ、70年談話には謝罪の表現を盛り込む必要はないとの認識を強くにじませた。

 会合は非公開で行われた。冒頭、東京大大学院の川島真教授が中国、関西学院大学の平岩俊司教授が韓国との和解の難しさを解説した。これを受け、委員からは「戦後日本の平和国家としての歩みは評価できるが、結果として和解に至っていない。歴史教育が不十分であるなど“隙”があったのではないか」といった意見が出た。

 また、「首相が訪米した際の(上下両院合同会議での)スピーチは素晴らしかったが、歴史修正主義者との声は消えていない。これを払拭してほしい」「中韓と和解するのが望ましいが、あと50年かかる」といった意見が出た。

 その上で、中韓が反日攻勢を強めている中、「和解は一方的な謝罪でできるものではなく、双方の努力が必要だ」との意見でおおむね一致した。戦後補償が不十分との指摘はなかったという。

 次回は21世紀の教訓を踏まえた今後の国際貢献のあり方などについて議論する予定だ。

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