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細野氏、天下取り「険しい…」 徳川家康ゆかりの地で細野派合宿も孤立深める

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細野氏、天下取り「険しい…」 徳川家康ゆかりの地で細野派合宿も孤立深める

自身が率いる派閥「自誓会」の合宿の一環で、細野氏は武将姿の男性とともに勝ちどきをあげた=10日午後、愛知県岡崎市の岡崎公園

 民主党の細野豪志政調会長が率いる派閥「自誓会」(14人)が10日、愛知県岡崎市で合宿を行った。次期代表選をにらみ、徳川家康生誕の地で結束を強化するのが目的だ。ただ、派閥に否定的な岡田克也代表の警戒に加え、党内では蓮舫、長妻昭両代表代行ら1月の代表選で岡田氏支持に回った幹部の影響力が高まっており、細野派の孤立化を指摘する声もある。

 細野氏は10日、岡崎城の天守閣の真下で、家康との結束力で名高い家臣団らの「演舞」を見物した。家康役の男性と一緒に勝ちどきを上げる場面もあった。

 細野氏は記者団から「天下取り」について聞かれると、「家康はしたたかに理念を持って最後までやりきった」と述べつつ、「民主党にとっても、私にとっても道は険しい…」と思わず本音を漏らした。

 細野氏は岡田氏の冷たい視線をよそに、代表選敗北後も派閥の強化を進めてきた。4月の統一地方選では自らを支持した地方議員を優先的に応援し、全国約70カ所を回った。地方での人気は健在だが、党本部では孤立気味だ。政調会長として、後半国会の焦点となる安全保障法制の党見解の取りまとめにもほとんど関与せず、存在感は薄い。

 合宿の演説研修会で「代表選後、岡田氏を支えることを第一にして慎重に事を運んできた」と振り返った細野氏。続けて自らを奮い立たせるように「もう少し大胆不敵に思うところは発信する」と宣言した。

(山本雄史)

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