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首相、バンドン会議出席へ 戦後日本の歩みや国際貢献をアピール 日中首脳接触は流動的

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首相、バンドン会議出席へ 戦後日本の歩みや国際貢献をアピール 日中首脳接触は流動的

 安倍晋三首相はアジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議に出席するため、21~23日の日程でインドネシアのジャカルタを訪問する。22日の演説では、戦後70年の節目であることを踏まえ、先の大戦の反省を踏まえた戦後日本の平和の歩み、国際貢献の実績と今後の方針などを語る。中国の習近平国家主席も首脳会議に出席する見通しで、両首脳が接触するかに注目が集まる。

 「首相からは積極的平和主義のもと、アジアとアフリカの発展と繁栄に貢献するとの決意を発信する」

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は17日の記者会見でこう述べた。ただ、演説時間は5分ほどであり、それほど多くの内容は盛り込めない。

 一方、歴史認識をめぐって対立している中国や韓国は、首相の演説が今夏に出す戦後70年談話の「原型」になるとみなして注視している。

 バンドン会議50周年の2005年の首脳会議には小泉純一郎首相(当時)が出席し、過去の「植民地支配」や「侵略」を謝罪した戦後50年の村山富市首相談話を踏襲する演説を行った。これらの文言は、同年8月に出された戦後60年の小泉談話にも引き継がれた経緯がある。

 首相はこれまで「歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継ぐ」としながらも今夏に出す戦後70年談話では、過去の首相談話の文言をそのまま踏襲することはしない考えも示している。首相が2月に戦後70年談話に関する有識者会議「21世紀構想懇談会」(座長・西室泰三日本郵政社長)を立ち上げたのも、「未来志向」の色合いを強めたいという思いの表れだ。

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