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【統一地方選】投票率「100%」 離島の危機感 進む過疎化 「声上げないと切り捨てられる」 都市部は低い関心、打開策なし

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【統一地方選】
投票率「100%」 離島の危機感 進む過疎化 「声上げないと切り捨てられる」 都市部は低い関心、打開策なし

鹿児島県三島村・黒島の大里地区で区長を務める日高重行さん。「過疎化は村で対応するには限界がある」と国による対策を求める

 26日に投票が行われる統一地方選挙の後半戦を控え、「投票離れ」に悩む自治体がある中、低投票率と無縁の村がある。黒島、硫黄島、竹島の3島に村民が住む人口約370人の鹿児島県三島村だ。21日告示の村議選(定数7)は過去に無投票になったことがなく、投票率も9割後半を維持。村幹部は「寝たきりの人などを除けば実質100%」と見る。常駐の医師はおらず、物資の生命線は本土と月13往復する村営船のみ。“全員投票”の裏には「選挙を通じて意思表示しなければ、切り捨てられてしまう」という過疎の離島の切実な思いがあった。(滝口亜希)

 9日。三島村の各投票所には午前7時から、続々と軽乗用車やバイクが集まり出した。この日は県議選の繰り上げ投票日。黒島の大里地区では午前中に有権者の多くが投票を済ませた。

 「海がしけたら船は来ないし、急病人にも対応できない。島の現状を届けてくれる人にすがりたい」。74歳の男性は言う。鹿児島市などと一緒の選挙区の当日有権者数は約48万2600人。全体から見れば村の票はごくわずかだが、「島の暮らしを守ってもらいたい」という思いを込めた。

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