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菅長官、辺野古移設へ妥協封印 過去から学んだ教訓 5日に翁長知事と初会談

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菅長官、辺野古移設へ妥協封印 過去から学んだ教訓 5日に翁長知事と初会談

米軍から返還された西普天間住宅地区の式典に参加した菅義偉官房長官(左)と沖縄県の翁長雄志知事。5日に米軍普天間飛行場の辺野古移設について会談が行われる=4日午後、沖縄県宜野湾市

 菅義偉官房長官が、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する翁長雄志知事との初会談の場に沖縄を選んだのは、不退転の決意を示す意味が込められている。平成8年の普天間返還合意から19年がたったが、移設は実現していない。「粛々と移設工事を進める」と繰り返す菅氏には、ここでケリをつけなければ、普天間飛行場の固定化が避けられないという危機感が募る。

 4日午後3時すぎ、西普天間住宅地区の返還式会場。菅氏と翁長氏はそろって壇上に向かった。壇上の席も隣同士。だが、2人は目を合わせようとせず、それぞれ挨拶する相手の姿をちらりと見るだけだった。

 返還式の終わり際、言葉をかけたのは菅氏だった。

 「お互い(出身校は)法政大学ですね」

 翁長氏は「そうですね」と応じたが、会話はそれだけだった。記者会見などを通じ、激しく牽(けん)制(せい)し合ってきただけに、5日の初会談を前にしても、ぎこちなさはぬぐえなかった。

 返還式後、翁長氏は記者団に「(普天間飛行場は)銃剣とブルドーザーで強制接収された場所だ」と述べ、県内に機能を移す辺野古移設は容認できないとの姿勢を改めて強調。菅氏も「1回会っただけで解決するとは思っていない」としており、初会談は平行線をたどりそうだ。

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