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【地方再考】定数満たず無投票、補選も立候補ゼロ… なり手不足に悩む地方議会 背景には報酬の少なさ

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【地方再考】
定数満たず無投票、補選も立候補ゼロ… なり手不足に悩む地方議会 背景には報酬の少なさ

 現在、6期目の見目(けんもく)匡(ただし)町議(63)も議員報酬の少なさをなり手不足の原因に挙げる。報酬は月額25万円。手取りは20万円ほどで、議員としてさまざまな付き合いをすると、とても足りないという。逆に付き合いをしなければ、落選の可能性が高まる。「だから、勤めをやめてまで選挙に出るという人はいない」

「金がかかる」

 町村議会で深刻な議員のなり手不足の背景に、低い議員報酬が関係していることは数字からもうかがえる。総務省の統計によると、町村議の議員報酬の月額は都道府県議や政令指定都市の市議らに比べ、圧倒的に低い。逆に25年の無投票率を見ると、町村議が約22%で最多となっている。

 「(議員をやるには)金がかかるんだ。きれいごとではいかない」。伊豆諸島にある東京都神津島村の清水勝彦村議(65)はそう話す。村議の月額報酬は17万円だが、手取りにすると15万円ほど。政策について調査研究することなどを目的に支払われる「政務活動費」はない。

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