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【衆参憲法審会長に聞く】「護憲改憲」超えた議論を 柳本卓治・参院憲法審会長

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【衆参憲法審会長に聞く】
「護憲改憲」超えた議論を 柳本卓治・参院憲法審会長

柳本卓治参議院憲法審査会長(酒巻俊介撮影)

 自主憲法の制定を悲願とする中曽根康弘元首相の秘書を務めた私にとって、憲法問題はライフワークといえます。日本人の手による憲法改正を目指す超党派の「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根氏)の事務局長も務めています。

 議員同盟が描く憲法は、日本の歴史や文化、伝統の香りが高い▽自由、民主、人権、平和、国際協調を基本とする▽国際平和を願い、他国と協力しあう▽美しく豊かな地球環境を守る▽大規模自然災害にも即応できる-ことを柱にしています。現在の日本国民はもとより、先人も将来の子孫も喜ぶ新憲法の制定を目指し、一大啓蒙運動をやっていこうというのが私の議員同盟事務局長としてのスタンスです。

 憲法問題に長く携わってきた私にとって、憲法審査会長は天職のようなポストだ。憲法改正に向けた議論が活発になり、国民の理解が深まることは、最も望むところでもある。

 しかし、参院憲法審査会長の立場は、議員同盟の立場とは一線を画す必要があると思っています。各党で公正な審議を尽くし、国民に広く理解してもらえる運営に努めなければいけない。

 現行憲法の問題点は、これまでいくつも指摘されてきました。「てにをは」の誤りすらある前文、戦力不保持を宣言した9条、私学助成の問題、国会の二院制の在り方、緊急事態条項の制定など、時代の変化に応じて議論が避けられない課題は多くあります。

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