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「犠牲者出る可能性あるが邦人救出作戦の許可をくれ」 米?の情報機関が打診 2004年のイラク人質事件で元首相秘書官証言

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「犠牲者出る可能性あるが邦人救出作戦の許可をくれ」 米?の情報機関が打診 2004年のイラク人質事件で元首相秘書官証言

 維新の党の小野次郎幹事長代理は12日夜のBS日テレ番組で、首相秘書官を務めていた小泉純一郎政権時代の2004年4月に発生したイラクでの日本人3人の人質事件に関し、外国の情報機関が提供した日本人の所在情報に誤りがあった上、救出作戦を検討する上で日本政府に「人質に犠牲者が出る可能性」の許可を求めていたと明らかにした。小野氏は国名を明らかにしなかったが、米国とみられる。

 小野氏は当時、警察庁から出向し、首相秘書官を務めていた。小野氏によると、「世界で最も力のあるインテリジェンス機能のあるところ」が当時、3人の救出作戦を検討。小野氏は「事故が起きることがあるが、許可をくれと日本政府に言ってきた」と証言した。

 日本政府は「3人が人質になった3人であるとの確証を示してほしい」と催促しつつ、小野氏によると、「ほとんど政府中のハイレベルの方まで、やるしかないと言った」という。だが、当時の小泉首相が「確認が得られなければダメだ」と拒んでいたところ、「イラクのまったく別の場所で3人は無傷で釈放された」と述べた。

 小野氏は「人が死ぬかもしれないが、攻撃して救出すると言った友好国の話はなんだったのか」と語り、他国のインテリジェンス機能の危うさを指摘。その上で「今、その話を政府にぶつけても『小野さんの言った話なんか、記録ありませんよ』と言われるだろう。これがインテリジェンスの怖さだ」と述べた。

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