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衆参「3分の2」賛同確保へ 首相、憲法改正にむけ念入りに地ならし

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衆参「3分の2」賛同確保へ 首相、憲法改正にむけ念入りに地ならし

 自民党が「来年夏の参院選後」の憲法改正に向けて動き出した。発議には衆参両院で「3分の2」以上の賛同を得なければならないことから、最初の改憲項目は環境権創設など合意しやすいテーマを中心に各党の理解を得る方針。その後に控える国民投票もにらんで安倍晋三首相は、党や国会で丁寧に環境整備を進めさせる意向だ。

 「憲法改正は国民的な議論と理解の深まりが必要だ」。国会審議で憲法改正について問われるたび、首相は判で押したように同じ言葉を繰り返し、各党に理解を求めている。

 というのも、現在の国会の勢力構図では、憲法改正の最初のハードルを越えられないからだ。自民、公明の与党は昨年12月の衆院選で「3分の2」以上を確保したが、参院では「3分の2」を超えておらず、27議席足りない。首相は来年夏の参院選での勝利をめざして選挙準備を進めるが、議席増ができなければ野党の協力が必要不可欠だ。

 自民党の基本戦略は与党の公明党の理解を得たうえで、改憲に前向きな維新の党や民主党内の保守系勢力との連携を広げる-というものだ。このため最初の憲法改正では「憲法制定時には想定されていなかったが、現在は必要とされる項目」(自民党幹部)を挙げ、与野党に理解を求めることにしている。

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