産経ニュース

日中の合意文書 英訳は中国が日本より数時間早く発表 欧米メディアは中国側英訳を引用

ニュース 政治

記事詳細

更新


日中の合意文書 英訳は中国が日本より数時間早く発表 欧米メディアは中国側英訳を引用

 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の近年の緊張状態について、日中両政府がそれぞれ日本語、中国語で発表した文書では「異なる見解を有している」としていたが、中国側の英訳文では「見解」(views)にすべき文言が「立場」(positions)となっていた。「立場」は「見解」より強い表現で、尖閣諸島の領有権問題の存在を既成事実化しようとする中国側の意図があったとみられる。

 また、「悪化」(deterioration)という表現も「さらに悪化」(aggravating)とするなど、中国側が意図的に強い表現を使っている箇所もあった。

 ロイター通信は、中国側の英訳文を丸ごと引用した北京発の記事を配信した。この記事には尖閣問題をめぐって合意文書で使われた「見解」という表現は見当たらない。

 ニューヨーク・タイムズ(電子版)も中国側の英訳文の表現を使用した記事を掲載していた。いずれの記事も日本側の英訳を参考にした形跡はなく、先に出された中国側の英訳を基にしたとみられる。

 日中両政府の4項目の合意文書は、谷内正太郎国家安全保障局長と中国の楊(よう)潔(けつ)●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(ち)国務委員との間で取り交わされ、安倍晋三首相と習近平国家主席の首脳会談実現につながった。

「ニュース」のランキング