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【衆院選2014】「700億円」は無駄ではない 政治部長・有元隆志

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【衆院選2014】
「700億円」は無駄ではない 政治部長・有元隆志

 2日に公示された衆院選をめぐって「大義がない」との批判が続いている。「700億円(実際には約630億円)かけて民意を問う価値があるのかが、ひとつの争点」と発言したテレビコメンテーターさえいる。朝日新聞はご丁寧に、名古屋城の天守閣の木造復元の費用(最大で約400億円と試算)、北九州市の新スタジアム建設費(約92億円)7個分などと、地域ごとに比較した。的外れな議論である。

 平和で豊かな日本が続くために、何をなすべきか、今ほど問われているときはない。

 あるエピソードを紹介したい。中国の習近平国家主席は11月17日、オーストラリア議会で行った演説で、中国の古典『司馬法』を用い「大国といえども好戦的な国は必ず滅ぶ」と述べた。平和的な発展を目指す姿勢をアピールしようとしたかもしれないが、この時期、大量の中国船団が小笠原諸島(東京都)沖に現れ、サンゴを密漁し日本の海を荒らしていたのは記憶に新しい。尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖への中国公船の侵入は常態化している。習主席は演説で触れなかったが、『司馬法』の一節には続きがある。

 「天下、安らかなりといえども、戦いを忘れなば必ず危うし」。平成23年10月の航空観閲式でこの部分を取り上げ「平和時においても有事のことを忘れない」と発言したのは野田佳彦前首相(民主党)だった。

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