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【門田隆将氏 正論講演詳報】福島第1原発の職員を貶めた「朝日新聞」 ある事件から「軍国新聞」に急旋回、そして「反日新聞」へ

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【門田隆将氏 正論講演詳報】
福島第1原発の職員を貶めた「朝日新聞」 ある事件から「軍国新聞」に急旋回、そして「反日新聞」へ

千葉「正論」懇話会で講演する門田隆将氏=1日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレ(城之内和義撮影)

 千葉「正論」懇話会(会長=千葉滋胤・千葉商工会議所顧問)の第50回講演会が1日、千葉市中央区の京成ホテルミラマーレで開かれ、福島第1原発事故の取材を続けてきたジャーナリストの門田隆将氏が「『吉田調書』問題は私たちに何を問いかけたのか」と題して講演した。講演詳報は以下の通り。

     

 福島第1原発事故で、原子炉格納容器の圧力を下げるベント(排気)の実行に志願したある作業員が、原子炉建屋に入る前に防護服を着ている途中、「しまった。やり残したことがある」と思ったそうです。

 死の世界に向かうような覚悟を持って突入しようとした直前に心が折れそうになったいうのです。

 それほどのことが何かを聞きたくて仕方なかったが、なかなか教えてくれなかった。何度も質問していると急に目を潤ませ、「『ありがとう、今まで幸せだった』と妻に言えないまま突入することです」と目の前のテーブルに涙を落としました。

 極限の現場で、作業員たちは家族を背負ったまま突入していったという事故の本質が分かったように思います。

 このような思いで突入を繰り返し、最悪の事態を止めた人たちを、なぜ朝日新聞はそこまで貶めなければならないのか。

 もともと朝日というのは、思想が両極端に振れる新聞でした。

 大正時代には大正デモクラシーの最先端を行く新聞だったが、急に軍国主義の新聞に変わる。きっかけは、大正7年に起きた「白虹(はっこう)事件」。当時、寺内正毅内閣の打倒に走っていた朝日が「白虹日を貫けり」と書いて大騒動になったんです。

 「白虹日を貫けり」とは、荊軻(けいか)が秦の始皇帝を暗殺しようとしたときに起きた自然現象のことで、すなわち帝を殺し、世の中をひっくり返すという意味に使われます。

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