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【政界徒然草】塩崎厚労相はやはり「GPIF専用大臣」なのか? 本人はレッテル払拭に躍起だが…

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【政界徒然草】
塩崎厚労相はやはり「GPIF専用大臣」なのか? 本人はレッテル払拭に躍起だが…

衆院厚生労働委員会で民主党の大串博志氏の質問に対する答弁で、事務方から説明を受ける塩崎恭久厚労相=5日午後、国会・衆院第16委員室(酒巻俊介撮影)

 GPIFが10月末に運用見直しを発表する前の同月17日の記者会見では、運用見直し内容や発表時期に関して問われ、「GPIFの運用委員会で議論している。私の運用方針はございません」と説明。そして皮肉交じりに「皆さん方、なんとなく既成概念にとらわれ、思考停止しているのではないか」と続けた。

 10月末に都内で開かれた医療系会合の挨拶でもこう強調した。

 「日銀出身だから、GPIFとかそんなことばかりいわれるが、実は私、医療や社会保障は大事だということで当選1回から衆院厚生委員会に所属していた」

 ところが、衆院厚労委で行われた労働者派遣法改正案の答弁ぶりは、野党の格好の餌食となった。

 民主党議員が法案条文の細部を追及するたびに、塩崎氏はフリーズ状態に。「えっと、これは何項だっけ…」。答弁席を離れて厚労省の役人に駆け寄って紙をもらったり、答えに窮して何度も速記を中断させたりした。野党席から「法律を勉強しているのか」とヤジや罵声(ばせい)を浴びせられた。

 与野党対決の最重要法案に「関心薄」ということを、皮肉にも「政策通」を自任する塩崎氏自ら証明したようなものだ。

 塩崎氏は、盟友関係にある安倍首相の第1次政権で官房長官を務めた。「お友達内閣」の代表格と攻撃され、女房役としての調整不足も響き、政権失速の遠因になった。

 それから7年。厚労相就任は塩崎氏にとって再チャレンジでもあるが、やはり野党がいうように「GPIF専用大臣」に成り下がってしまうのか。大きな試練である。(政治部 岡田浩明)

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