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【サンゴ密漁】遺憾伝達公表まで「空白の3日」 外務省の過剰配慮か

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【サンゴ密漁】
遺憾伝達公表まで「空白の3日」 外務省の過剰配慮か

 菅義偉官房長官は6日の記者会見で、中国漁船によるサンゴ密漁問題に関し、木寺昌人駐中国大使が3日に中国の王毅外相に書簡で遺憾の意を伝達したことを明かしたが、事実の公表まで「3日間の空白」があった。北京でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が迫るなか、焦点の日中首脳会談の実現に向け中国側を刺激したくないという外務省の“外交的配慮”がにじむ。

 外務省幹部によると、岸田文雄外相は北京での7、8両日のAPEC閣僚会議に合わせて王毅外相と会談し、サンゴ密漁問題について直接提起する方針。

 だが外務省のこれまでの対応をみれば、中国側への公式な働きかけを行った事実を積極的に公表することもなく、「及び腰」(自民党中堅)に映る。

 3日の木寺大使から王毅外相への書簡の手交に関しては、菅氏が6日の記者会見で言及するまで事実上伏せられていた。

 ただ外務省が「5日付」で作成し、同日の自民党外交部会などの合同会議と、6日の民主党外交部会の会合で出席議員に配布した資料「外交ルートでの対応」には明記されていた。だが岸田文雄外相は4日の閣議後記者会見で公表せず、外務省はホームページにも掲載していない。

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