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【歴史戦 第7部 崩れ始めた壁(5)】「おわび戦術効果ない」覚悟求められ 国会議員沈黙

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【歴史戦 第7部 崩れ始めた壁(5)】
「おわび戦術効果ない」覚悟求められ 国会議員沈黙

 それがあたかも世界の潮流であるかのように、だ。吉田の嘘がめぐりめぐって“逆輸入”された形だ。

 だが、河野談話の政府検証や朝日新聞による慰安婦報道の一部取り消しで、強制連行説の根幹は崩れた。こうした意見書に世間の批判が高まるのは当然だった。

 議会事務局によると、朝日新聞が吉田に関する記事を取り消した8月以降、意見書に抗議するメールや電話が約150件寄せられたという。

 宝塚市議の伊藤順一(52)はこれまでの経緯をこう振り返った。「朝日新聞を読んだ人は『性奴隷』があったと信じてしまった。日本軍が悪いことをしたという社会的ムードをつくった責任は大きい。われわれは朝日新聞に振り回されたのだ」

嘘の悪循環断ち切る

 河野談話の見直しなどを求める意見書や決議、陳情書は大阪、千葉、東京都町田各市や埼玉、山形両県の議会をはじめとする地方議会で次々と可決・採択されている。

 北九州市議会は意見書で「(朝日新聞の)誤報が発端となり、強制連行したとの誤った認識が拡散した」として国会の検証を求め、埼玉県議会は「32年の長きに渡り、史実を捻(ね)じ曲げてわが国をおとしめておきながら、取り消しはしたが国民に対して明確な謝罪の言葉はない」と朝日新聞を厳しく批判している。

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