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中国、首脳会談に2条件 提示受け福田氏が返書

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中国、首脳会談に2条件 提示受け福田氏が返書

 福田康夫元首相が7月下旬に訪中し、習近平国家主席ら中国要人と会談した際、中国側から日中首脳会談を開催するための2条件を提示されていたことが12日、分かった。

 (1)尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる領有権問題の存在を認め合う(2)安倍晋三首相が任期中に靖国神社に参拝しないことを確約する-というもので、福田氏は自身の考えや見立てを文書にまとめて習氏との会談後に提出したというが、今後の火種になる可能性もある。日中関係筋が明らかにした。

 首相は11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での日中首脳会談の実現に意欲を示している。ただ、首相サイドは「どんな前提条件も受け入れられない」としており、さまざまな外交ルートを使って中国側に働き掛けているもようだ。

 自民党の高村正彦副総裁も12日のNHK番組で「何が何でも前提条件をのまないと会談しないと言わずに決断してもらいたい」と促した。

 福田氏は、中国が主催する「ボアオ(博鰲)アジアフォーラム」理事長として訪中。中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)(よう・けつち)国務委員や王毅外相と会談し、対話に応じるよう呼びかける安倍首相のメッセージなどを伝達した。これに中国側は首相サイドが態度を軟化させていると感じ取り、習氏との極秘会談をセットしたとみられる。福田氏と習氏との会談には日本大使館の通訳が同席したとされ、木寺昌人駐中国大使もあいさつに訪れていたという。

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