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石破氏「無派閥連絡会」で足場の固め直し 課題は“派閥でない派閥”の結束力!?

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石破氏「無派閥連絡会」で足場の固め直し 課題は“派閥でない派閥”の結束力!?

無派閥連絡会の定例会合に顧問として初出席し、あいさつする石破茂地方創生担当相=9日(千葉倫之撮影)

 石破茂地方創生担当相は9日、自身に近い自民党議員で作る「無派閥連絡会」定例会に同会顧問就任後、初めて出席した。9月の内閣改造・党役員人事をめぐる騒動で党内の評判を落とした中、足場の固め直しに動いた。支える幹部らも結束を改めて確認したが、内閣改造・党役員人事で非主流扱いされた傷は深いようだ。

 「われわれの課題は安倍晋三政権が国家のためにきちんと仕事をすること。来る衆院選、参院選で1人残らず当選することだ」

 あいさつに立った石破氏は、政権を支える姿勢を重ねて強調した。

 無派閥連絡会は昨年1月に結成。党内では「事実上の石破派」と目され、先の人事では来年秋の党総裁選出馬を視野に、石破氏の「幹事長続投か、無役か」という“闘争”を仕掛けた経緯もある。

 ただ、「脱派閥」を持論としてきた石破氏本人は派閥化を繰り返し否定。この日の会合でも「派閥に入っていない人がお互い助け合う趣旨の会だ」と強調した。会長ではなく「顧問」としての入会も石破氏の強い意向を受けたものだ。

 この日の会合には、入閣への失望から石破氏と距離を置くのではとみられてきた最側近の浜田靖一元防衛相も姿をみせ、和やかな再出発を印象付けた。しかし、一時の「戦闘モード」はとうに消え、微妙な脱力感も漂った。

 そもそも、無派閥連絡会は石破氏を含め自民党離党経験者や他党出身者が幹部に名を連ねる。群れることになじまない人たちの集団といえる。

 メンバーの一人は「『総裁選だ』と勇ましいことを言ったところで、メンバーのコンセンサスも戦略も欠いていた」と反省するが、「派閥でない派閥」は結束力の課題を抱えたままだ。(千葉倫之)

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