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【山谷氏への「懇ろ」やじ】民主・野田氏「セクハラ」否定 執行部逃げに終始 自民も徹底追及せず

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【山谷氏への「懇ろ」やじ】
民主・野田氏「セクハラ」否定 執行部逃げに終始 自民も徹底追及せず

 しかも民主党執行部は“逃げ”の姿勢に終始。蓮舫予算委筆頭理事は8日の理事会で「二度とあのようなやじが出ないよう党内をしっかりとまとめる。おわび申し上げる」と謝罪したが、発言者は明らかにしなかった。枝野幸男幹事長も記者団に「報道で間接的にしか報告を受けていない」と語るのみ。だれもセクハラやじとは認めていない。

 6月に東京都議会で自民党議員が女性議員に「産めないのか」と発言した際は「女性の尊厳、人格を踏みにじるやじ」(当時の大畠章宏幹事長)と糾弾したが、自らの不祥事にはほおかむりを決め込んだ。

 一方、自民党の動きも鈍かった。吉田博美参院国対委員長は8日、民主党の榛葉賀津也参院国対委員長との会談で抗議し、謝罪を要求したが、野田氏の名を口に出すのを控えるありさま。予算委理事会でも、岡田広筆頭理事は蓮舫氏の謝罪を「重く受け止め、収めさせていただきたい」とあっさり受け入れ、発言者の特定を求めなかった。発言者が不明の時点で高村正彦副総裁が記者団に「『良識の府』の参院で口を拭ったままでいいのか」と訴えたのが異質に映ったほどだ。

 菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官は7日に続き8日の記者会見でも「セクハラ発言の最たるもの」と民主党を痛烈に批判した。自民党と菅氏の対応に違いが表れた背景には「窮屈な国会日程で今後の法案審議を考えると、野党と真正面からぶつかるわけにいかない」(参院自民幹部)との事情があるようだ。政府・自民党の足元を見透かすように民主党幹部はこうつぶやいた。

 「参院自民と官邸の間に溝があるんじゃないか?」

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