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自衛隊は実際に戦えるのか? ソマリアが舞台の『土漠の花』著者・月村了衛さんに聞く

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自衛隊は実際に戦えるのか? ソマリアが舞台の『土漠の花』著者・月村了衛さんに聞く

「冒険小説の復権を目指したい」と話す月村了衛さん

 --実際に起きていたかもしれないという点で、小説の最後に出てくる事態の処理方法が興味深かった

 「謀略ものの作品で、大きな権力が真相をもみ消すということはありがちですが、自分はそういう作品を読んでいて『ちょっと作りすぎだろう』という印象を持ちました。ただ本作に関しては、世界でもっとも危険な紛争地帯なので、遺体の回収にも行けないし、遺族も現地に行けない。これはもう、もみ消すというよりは当局の発表をそのまま報道するしかない状況で、こういうことは十分ありうるでしょう。検証のしようがないわけですから」

 --実際に自衛隊はジブチに駐屯しており、そこからソマリア国境まで数十キロで、国境はあってないようなもの。作品で描かれたような状況は十分ありえそうだ

 「結果的にはうまい設定のように思えますが、最初に検討している段階では『国境までわずか70キロというのは近すぎないか』と思いました。そのわずか70キロでも山あり谷ありで、なかなか帰還できないというサスペンスが生まれたのではないかと。そうした部分が作品にうまく作用してくれたのではないかと思います」

 --取材ではかなり自衛隊関係者にも詳しい話を

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