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自衛隊は実際に戦えるのか? ソマリアが舞台の『土漠の花』著者・月村了衛さんに聞く

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自衛隊は実際に戦えるのか? ソマリアが舞台の『土漠の花』著者・月村了衛さんに聞く

「冒険小説の復権を目指したい」と話す月村了衛さん

 「一口に冒険小説といったときに、外国が舞台で外国人が主人公という作品は英米のエンタメの本流として今でも書かれていますが、日本でそれをやるのはおそらく商業的に厳しいでしょう。かといって日本人が主人公で日本が舞台の戦争冒険小説というのはありえるんだろうか。日本で主役たりえるのは自衛隊でしょうけれど、PKOで諸外国へ行っているので、そこを舞台にすれば日本人が主人公で作品が成立するんじゃないかと。それで舞台となる場所の選定から始めて、中東がいいか、ソマリアがいいかと、最終的にその2カ所にしぼられて、考えた結果、ソマリアで行こうと。だいたいその時点で物語の骨子はできておりまして、現地で思わぬトラブルに遭遇した海外派遣部隊が何とかして基地まで帰らないといけない、その間に思わぬ苦難が待ち受けていて、という王道中の王道(の筋書き)ですよね。それを現代で、日本人を主人公にして、冒険小説の復権を図るという当初の目的は自分では達成できたのではないかと思っています」

 --この小説はフィクションというより、近未来に実際起こることを描いた作品であるようにも思えるが

 「(舞台は)まったく現在です。というよりは、いろんな人に指摘されますが、いつあってもおかしくない内容だし、実はすでに起こっていることではないか、とよく言われます。そういう意味ではまったく現在の話であって、ありえない設定はほぼないといえます。そのためにも取材はかなり入念に行いました」

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