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自衛隊は実際に戦えるのか? ソマリアが舞台の『土漠の花』著者・月村了衛さんに聞く

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自衛隊は実際に戦えるのか? ソマリアが舞台の『土漠の花』著者・月村了衛さんに聞く

「冒険小説の復権を目指したい」と話す月村了衛さん

 混乱が続く東アフリカ・ソマリアとジブチの国境地帯で、陸上自衛隊の精鋭部隊が現地の部族抗争に巻き込まれ、生還を目指して泥沼の脱出劇が繰り広げられる。果たして自衛官は人を殺せるのか、他国民を守るために戦えるのか…。集団的自衛権の行使容認にもつながる問題を扱った新刊『土漠の花』(幻冬舎)を刊行した月村了衛さん(51)に、作品に込めた思いを聞いた。(溝上健良)

 --この本を書くきっかけは

 「自分は日本における冒険小説の復権を企図していたのですが、冒険小説とはどういうものかという共通認識が日本では今、失われていると思うんですね。1980年代に内藤陳さんや北上次郎さんが提唱されていたころにはエスピオナージ(スパイ活動)やポリティカル・フィクションなどを広く統括した、ル・カレのような社会文学的な作品も含むような豊穣なジャンルであったはず。しかしそうした認識が失われつつあるように思います。冒険、という言葉のイメージが一回りも二回りも昔に戻ってしまい、インディ・ジョーンズであるとか海賊であるとかというところまで戻ってしまっている。日本冒険小説協会という団体があって毎年、日本冒険小説大賞という賞が贈られていたのですが、内藤陳さんが亡くなって協会もなくなってしまいました」

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